固定給のメリット・デメリットは?

固定給のメリットとは

固定給のメリットは、安定性の高さです。思うような成果が出せなかった場合や、長い休みがあって出勤日数が減ってしまった場合でも、決まった額の給料を得ることができます。また、固定給は給与の額が固定されていると言っても、残業代や夜勤など、時間外労働の分は上乗せされます。工夫によっては、「給料が上がりづらい」というデメリットを解消できるでしょう。毎月一定額の給料が入ることで、安定した生活が約束されるので、特に家族持ちの方に向いていると言えます。

他には、体調管理をしやすいというのも固定給のメリットです。歩合給の場合、頑張れば頑張るほど収入がアップするので、「今月はもっと頑張りたい」と、収入を得るために無理をする可能性もあります。固定給ならば、自分の裁量とペースで仕事ができるので、無理をし過ぎて体を壊すことが少ないのです。

固定給のデメリットとは

固定給のデメリットは、やりがいを感じにくいということです。頑張ったら頑張った分だけ成果が得られる歩合給に対し、固定給はどんなに働いても、給料の額が変動することがありません。歩合給の場合、やる気がある人は「もっと稼ぐためにはどうすれば良いのか」と、スキルを磨いたり、創意工夫したりする楽しみがあります。一方、固定給の場合は、一向に給料が上がらないことから、やりがいが感じづらく、「現状維持で満足」ということになりやすいです。もっと良くしたいという思考や行動が、自分の能力を高め、可能性を広げ、成長スピードを早めることに繋がります。向上心が高かったり、高いモチベーションを維持したりできる人は、固定給ではなく、歩合給の方が向いている可能性があります。